雷門より仲見世通りより「奥浅草」がおすすめ!こんにちは、浅草〜蔵前界隈「浅蔵」住まいの下町ブロガーです。
千束から国際通りを渡ったあたりに、面白そうな居酒屋を見つけましたので、その日のうちに予約して、翌日に食べてきました。その名は、真田の六文銭ではなく「浅草 一文」。奥浅草には、美味しそうな・面白そうなお店がたくさんあるので、飽きませんね!
今回の主役は「江戸ねぎま鍋」
役者は千寿ねぎと、まぐろのトロ。
千住にある、日本で唯一の長ネギを専門にを扱う市場。そこで認められた長ネギだけが、千住ネギと呼ばれます。
そのほかにも、亀戸大根や品川かぶなど、江戸を感じる食材を使用しています。
奥浅草 ねぎま鍋 一文の場所
言問通りと国際通りの交差点近くにあります。浅草の駅から少し歩くのが難点ですが、裏浅草にたどり着くまでに仲見世や浅草寺など、散歩するだけで楽しめるスポットが目白押しです。
一文の特徴
趣があるお店が多い奥浅草においても、目を惹く外観の「一文」です。築65年、古民家を改装した建物となっています。
面白いのはお支払い方法
コース料理を注文する場合は、支払いはクレジットカードか現金で。面白いのはアラカルト(メニューからお好みで注文)の場合。あらかじめ一文の独自通過である「文(モン)」を現金で購入し、注文の都度、その文を使っていきます。
私たちはコース料理だったので文を使いませんでしたが、木製の升に入れた木札の文をテーブルに置き、そこから支払うというシステムです。1文は100円になりますので、5文は500円になります。メニューは全て文で表記されていて、飲み会の予算が決まっている場合には、あらかじめ予算分の木札を購入しておけば安心ですね。
なお、余った文は再び現金に換金できますのでご安心を。また、「俺は文なんか使わない!」という方は、文に換金せずに、食事後に普通に会計することもできます。その場合はクレジットカードもOK。
店内の様子
古民家に土間を設けて、時代劇に出てくるかのような作りに仕上げてあります。テーブル、座敷、カウンター席、2階には25名が入れる大広間があります。1階の席は、予約状況に無理がなければ席の要望を聞いてくださるそうです。
30文コース
まず、食べログにクーポン券がありますので、注文の際に提示しましょう。
- 竹酒1本サービス(2名様ごとに1本)
竹酒をメニューで見ると10文(=1千円)するので、これは絶対に使いたい。なお、お酒に関しての注意であるが、グラスのみならず竹すらも容器が凍っているので、注ぐとき、飲むときに注意しましょう。表面の氷が溶けるまでツルツル滑ります。
コース料理の方は、とにかく「ねぎま鍋」が食べたかったので、もっともリーズナブルな30文コースで予約しました。はじめに300文コースと言ってしまったのはご愛嬌。30文コースでも、鍋があるからけっこうなボリューム。もっと食べたい人は、40文コースと50文コースがあります。コース料理の予約は前日まで受け付け可。
【30文コースの献立】
- 酒膳
- 自家製青大豆のざる豆富
- 一文しゅうまい(たらば蟹・帆立・鱧のすり身)
- 江戸ねぎま鍋(うどん)
- デザート
ここからは、料理を写真でどうぞ。
自分で押し出すところてん。
ざるどうふは銀箔つき。
しゅうまいのお吸い物が美味しすぎます。
待望のねぎま鍋
適度に筋が残るマグロのかまの部分。
30秒ほど鍋に入れると、筋が溶けていい具合になるそう。
これはメバチマグロで、上ねぎま鍋はクロマグロになります。
江戸ねぎま鍋だけあって、割り下が真っ黒。
濃そう!でしたが、実際にはそれほどではありませんでした。
まずはネギと椎茸を入れて、沸騰を待ちます。
沸騰しらたその他の野菜を入れて、それらが煮えた頃にマグロの出番です。
待ちに待ったねぎま鍋。
ここにマグロをくぐらせて食べます。
野菜の出汁が出た割り下も取り皿によそって、マグロや野菜と一緒に食べると最高のあじ。
筋があって固そうなマグロだったのに、口の中に入れるとパラパラパラと一瞬にして分解していきます。初めて食べるねぎま鍋は本当に美味くって、一緒にご飯が欲しかった。柚子胡椒を添えてどうぞ!
〆はうどん。
残った割り下にうどんを入れ、煮立ったら火を止めてときたまごをかければ完成です。
鍋料理のあとは、うどんだったりおじやだったり、最高ですよね。マグロの出汁もでているから、味わい豊かなスープに仕上がっています。
最後のデザートは、最中アイス(いちご入り)でした。いちごが入っているだけで贅沢な気分になりますね。
ねぎま鍋はまた食べたいものリストにIN
一度は食べてみたいと思っていたねぎま鍋を、偶然通りかかり見つけたお店で食べることができました。しかも、予想を超える味。さらに木札による「文」払いという面白いシステム。次は、その文を使ってねぎま鍋を購入してみたい。
【江戸ねぎま鍋 一文】
- 江戸ねぎま鍋 浅草酒膳 一文本店
- 台東区浅草3-12-6
- 03-3875-6800(予約はお電話で、コースは前日までに)
- 1階は全席禁煙です