浅草の仲見世が、騒動となっています。大家である浅草寺から、16倍となる家賃改定を提示されているそうです。
現在10平方メートル1万5千円の家賃が25万円、20平方メートル3万円の家賃が50万円になるとのこと。
事務所や店舗を探した経験のある方は分かると思いますが、歴史的経緯はあるとしても、今時、あれだけ集客力のある場所の物件を1万5千円で借りられるって凄いですね。
個人的には値上がりよりも現状の家賃の方が気になってしまいました。
さて、休日のたびに人でごった返す浅草寺の仲見世です。雷門を潜って程なくして左側にあるきびだんご屋の前は、たいてい人の列ができています。それほど古くないお店だと思いますが、珍しさもあってかテレビに取り上げられるなどして人気店となっています。
そのきびだんごですが、浅草から遠くない東向島の白鬚橋近くには、1983年から営業されている、きびだんご専門店があります。
場所
隅田川の東側、墨堤通りの道筋に、そのお店はあります。
6差路の交差点にあって、まるで時代劇に出てくる茶屋のような古めかしい外観が目に入ったら、そこです。
到着したのは16時45分。
17時閉店なので、もう少し遅かったら閉店していました。ホッ。
イートイン
吉備子屋は、おばちゃん達が切り盛りされています。いつも何名かいますが、少し手伝うみたいな微妙なスタンスのおばちゃんがいます。
「本来のスタッフ1名+近所のお友達2名」ではないかと想像しています(笑)。
きびだんごという食べ物について考えたことはありませんが、茹でる食べ物になります。注文の都度、寸胴鍋の中で1分間程度で茹で上げます。
桃太郎のきびだんごとは違う
一粒は剥いた銀杏ぐらい
だんごと呼びますが、一粒はかなり小さめです。浅草仲見世のきびだんごもこのサイズでしたので、これがスタンダードなのかも知れません。
絵本で見るきびだんごとは、だいぶ違いますね。絵本や日本昔ばなしで見たきびだんごは、お月見のお団子サイズだったようですが、、、
サイズは置いておいて、串に刺さったきびだんごにかじりつくと、モチモチとした食感にきな粉がマッチして、とても美味しい。
小粒なので量的に物足りない面は否定しませんが、犬や猿、さらに雉が桃太郎に従う発想は理解できるかも。
閉店間際でしたので、サクッと食べてお店を後にしました。
お店は、定刻まで5分を残して後片付け、閉店です。
周辺
近隣には、時計のセイコー博物館や向島百花園があります。
きびだんごを食べる機会はなかなか無いと思いますので、向島にお出かけの際は、江戸時代のお茶屋を模した店舗でぜひお召し上がりください。
- 吉備子屋
- 墨田区東向島1-2-14
- 浅草仲見世の裏に支店があります。
- テイクアウトもOKです。