下町に住む野良猫は土日に歩く。

「休日を彩り豊かに」下町住まいのウイークエンドブロガー

冬が来た!フグが来た!美味いフグを上野でお安く食べてきた!

本日は、上等な「河豚」を良心的なお値段で食べることができる、上野の河豚料理屋さんをご紹介します。高い!イメージのある河豚ですが、普段の飲みに少し背伸びすれば、美味しい河豚を食べることができるんです。年に一度の夫婦の新年会にいかがですか。

場所は湯島の台地を降りたところ

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上野でも湯島寄りになります。アメ横近い上野3丁目の方は、人が多く飲食店がひしめいています。しかし湯島寄りの1丁目は、昔ながらの商業地に飲食店がちょこちょこ。繁華街には無い下町の雰囲気を感じます。

 

 

上野「きくち」

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ご覧の通り、飲食店などなさそうな路地裏にあります。路地を見落として通りすぎないでくださいね。

 

「きくち」の店内

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店内は2人掛けのテーブルが3つと4人掛けのテーブル。うまいふぐを良心的な価格で提供している当店ですから、この席数ではなかなか予約が取れないのは納得。

お店にいる間、ひっきりなしに予約の電話が鳴っていました。でも、フロアには女将さん一人しかいないから、電話はほとんど取れません。「いま忙しいのでまたお願いします!」ガチャ。ということも。

 

予約される皆さん、一度食べに行かれるとわかりますが、本当に忙しいんですよ。電話対応している暇はほとんどない。

 

こちらの「きくち」では、予約がびっしりであるからか、席は入れ替え制のようになってしまいます。ワタシ達は開店時間の16時00分を予約しましたが、他の3組みのお客さんと一斉にスタート。女将さんは各テーブルに順番に料理を出して、説明をして、片付けて次の料理を出して、鍋の説明をして、ドリンクを作って、大忙しです。ですから、予約は合間の時間を狙って掛けた方が親切です。

休日なら、開店前の15時30分や、16時スタートが落ち着いた17時30分など。

 

料理はどれもしっかりした身のふぐ

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唐揚げ付きの一番上等なコースで6,000円也。(白子は別)

右上より、 ふぐの煮こごり、ふぐの身の和え物、白子の天ぷら(アラカルト)、ふぐの唐揚げ。唐揚げはふぐの身がしっかりどっしりしていて、びっくり。この唐揚げの大きいのは、衣の中は身の塊ですよ!

 

ふぐのてっさ

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二人前でこれだけあるから、好きなだけ食べられます、皮も紅葉おろしとポン酢でウマーイ。

 

ふぐ鍋

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自分で作ってもいいけれど、作り始めは女将さんにお任せしちゃってください。ちゃきちゃきの下町っ子(に見える!)の女将さんが、テキパキと具材を投入して説明してくれます。

まずは骨の周りの身を入れて(ここが一番味が濃くて美味いんだ〜♪)、贅沢な出汁をしっかり出します。そのあとは、自分たちで野菜とふぐの身を入れて行って、火が通るのを待ちます。汁は、この後の雑炊に使いますから、沸騰させすぎて無くならないように火加減を調整しましょう。

 

薄く切ったふぐのしゃぶしゃぶ。

コラーゲンたっぷりの皮は、煮こごりの材料と同じものです。だから、少し火が通るだけでとろけて出して、口に入れると下の上に広がっていくような感覚。

どっしりとした身の塊。

野菜も出汁が効いて最高です。

 

〆は雑炊 

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雑炊にたどり着くころには、既にお腹は満足してますが、やっぱりこれが無ければ締まりません。女将さんにお任せしちゃいましょう。

 

夫婦喧嘩ではない!愛です!

お店で食べていると分かることですが、時折、厨房からマスターの怒った声が聞こえてきます。

女将さんに「ガミガミ!」そして「ガミガミ」。

でも、不思議なことに嫌な気分にならないんです。人間は、周囲で不快な出来事があると、それを自分のことのように捉えてしまい不快になってしまう傾向があります。でも、それが全くない。少なくともワタシには。

何故なのか。そこには愛があったんです。

 

月に1〜2度、ご夫婦の娘さん(可愛い!)がお手伝いにきています。

その娘さんに対してマスターがこっそり言っていました。

 

「(お母さんに)何が飲みたいか聞いて、買ってきてくれ。」

直接聞かないんですね〜、ワタシ不器用ですから!(高倉健)

 

予約は前月から受け付けています。

ネットで調べたら予約が取りづらいお店として有名だそうなので、候補日をいくつか決めてお電話してください。「空いている日はありますか?」はNGです。

  • 東京都台東区上野1-12-2
  • 営業時間 16時00分〜21時00分
  • 定休日 水曜日
  • TEL 03-3839-3382 予約はお電話で、タイミングを見計らって。