浅草という東京きっての観光地だけに、観光客向けのお店がとっても多い。アサクラに住んでいても、価格の割にあれっ?な料理が出てきて、観光客向けのお店だと知ることも。老舗の有名蕎麦屋に両親を招いた時には、ぶかぶかの大きな衣を羽織った海老さんに絶句してしまい、あれは恥ずかしかった。
だから本日は、煮込みが絶品のおすすめのお店を紹介したい。
浅草ホッピー通り
浅草寺の西側には、ホッピー通りと呼ばれる飲屋街があります。昼間からせり出したテントの下で飲むのがここの日常。休日になれば、テントの下は大勢のお客さんで賑わっています。狭い路地の方にまでたくさんのお店があって、いざ飲もうと思っても、どこにしようか迷ってしまう。
浅草生まれ浅草育ち
浅草生まれ浅草育ち、今は新橋で串揚げの繁盛店を営む大将からおすすめ店を聞きました。
南側からホッピー通りに入って、六区通り、さらに奥山参道を通り過ぎると見えてきます。ホテルが立ち並び、取り残された感じで囲まれちゃってますが、あそこですね。
浅草 正ちゃん周辺の地図
振り返るとこんな感じ。
先に見えるのが、
通ってきたホッピー通り。
右手に見えるまるごとにっぽんからは
裏側になります。
浅草 正ちゃん
観光地化して騒がしいホッピー通りとは距離があって、このあたりは静かなのがいい。昔はお店の周辺がもっと小汚かったのですが、ホテルが建設されたことで改善。入りやすくなりました。
日曜日の12時前、
まだ席には余裕があります。
人数を伝えて、サッと座りましょう。
土日は朝9時からの営業らしい。
店内にも席はありますが、
やっぱり外の方が雰囲気がいい。
テントがあるから、
それほど日差しは暑くありませんよ。
名物の煮込み
こちらが名物の煮込みです。
主に豆腐とこんにゃく、それに牛すじ。
お値段は500円。
そして酒。
日曜日の午前中からいいんですか?
いいんです!
ここでは、これでいいんです!
常連さんたちが、煮込みやつぶ貝を食べながらぐいぐいとホッピーを飲み干していきます。おかわりもして!
サッと座ってパクッと食べてグイッと飲むのが地元流。
長居はせずに、常連さんたちが次々と飲んでは出て行きました。
さてこの煮込み。
冒頭の大将いわく、浅草で一番うまいとか。
食べて見ると確かに、味がしっかり染み込みんで柔らかくなった牛すじの甘さはたまりません。醤油とザラメで甘く仕上げたすき焼き風の味。こんにゃくや豆腐も、汁の味が染みたり絡んだりでサイコー。
甘いんだけど、酒は超濃いからベストマッチ。暑いから、溶ける氷を考えての事かもしれませんが、とにかく濃い梅干しハイ。
会計方法
常連さんは都度払い、わたしたちは最後に会計でOKでした。
たった一杯のお酒と一皿の煮込みで、午前中から幸せになれるお店です。
最後までお読みいただきありがとうございました。