まだまだ休みと思っていたG/Wが、あっという間に終わってしまいました。ミュージカルアニーを観劇した他は、休養に努めて（とにかく眠い！）ほとんど自宅・近所にいた下町の野良猫ことアガシンです。
それでも暖かかった5月3日に、なんとか地元を抜け出して、北区にある旧古河庭園に行ってきました。旧古河庭園では、5月1日よりバラフェスティバルが開催中。有名な庭園ですが、ご紹介したいと思います。
場所
〒114-0024 東京都北区西ケ原１丁目２７−３９
東京メトロ南北線の西ヶ原駅や、山手線の駒込駅、京浜東北線の上中里駅が最寄りとなります。駒込駅が最も遠いのですが、どこも10分程度の距離を歩きますので使いやすい駅でOK。わたしたちは、西ヶ原駅を使って旧古河庭園へ。
旧古河庭園に到着
ちょうど5月1日からバラフェスティバルが開催されていたところで、バラの投票やバラグッズ、バラアイスの販売も始まっていました。
入場料
- 一般 150円
- 65歳以上 70円
- 小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
都立の公園なのでとっても安い！
料金一覧はこちら
なお、洋館は大谷美術館が運営しており、別途見学料（ガイド付き）800円となります。（要事前予約）
洋館
1917年に竣工した、ジョサイア・コンドル設計の洋館と洋風庭園。古河機械金属、古河電機工業、富士電機、富士通などの源流である古河財閥の古河家本宅として開発されました。元々は、明治の元勲陸奥宗光の土地邸宅がありましたが、陸奥宗光の子息が古河家に養子に入ったために所有権が古河家に移り、現在見ることができる形になりました。（現在は国有財産）
見学には原則として事前予約が必要ですが、1階にある喫茶室は、空席があれば利用することができます。
- 平日 13時00分～16時30分（L.O16時00分）
- 土休日11時00分～16時30分（L.O16時00分）
ただし、結婚式などの貸切がある場合は、喫茶室は休業し立ち入りもできません。
陸奥宗光宅
この場所に初めに邸宅を構えた陸奥宗光は、坂本竜馬の海援隊に参加し、西南戦争後に投獄されるも、その後に外務大臣として不平等条約の改正に力を注いだ人物です。その渾名は「カミソリ宰相」。
ちなみに、出獄後の1883年から1887年まで住んでいた邸宅が、今も根岸に残されています。現在も、陸奥宗光の次の所有者の長谷川弘文社のご子孫が住まわれている現役の洋風邸宅です。
バラフェスティバル
5月3日ではまだ早かったようで、バラの花はちらほらある程度。それでも、早咲きの品種は綺麗に咲いていました。たくさん咲いたバラよりも良いけど、輝く一凛のバラも映えますね。
バラの投票も行われていましたが、1/3も咲いていないので判断できないような。。。
日本庭園
洋館前の洋風庭園からさらに武蔵野大地の斜面を利用して下がっていくと、1919年に完成した日本庭園が広がっています。ところどころ羽虫がうっとおしく飛び回っていますが、木々が生い茂って涼し気でした。
手入れをしないと、あっという間に木々に覆われてしまいそう。
餌やりは禁止されていますが、鯉が口をぱくぱく。餌付けされていますね。
喫茶
日本庭園にある茶室では、抹茶を頂くことができます。しかし、16時00分で終了ということで、僅かに間に合わず残念。
春と秋限定なのは、夏は蚊が多く冬は寒く、そのために営業できないのではないかと推察されます。今の時期、G/Wから梅雨前の暖かい日にはとっても気持ちが良さそうでした。
- 春と秋限定、午前10時より午後4時まで
- 抹茶とお菓子 500円
結婚式
洋館では、結婚式に遭遇しました。窓の向こうでは、新郎新婦が記念撮影中。ここでは、結婚式もできるんですね。気分は鹿鳴館時代。
調べてみると、浜松町東京會舘がここ古河庭園洋館での結婚式をプロデュースされていました。
浜松町東京會舘についてはここから
周辺
旧古河庭園の周辺には、柳沢吉保・三菱岩崎家の六義園や東洋文庫があり、続けて訪問するのも良いかと思います。東洋文庫では、ジョージ・アーネスト・モリソンの膨大なコレクション（モリソン文庫）を収めた書棚に圧倒されます。
都心近くにありながらも、自然や歴史に触れることができるこの地域は、休日におすすめの散歩スポットです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
