新参者の聖地、下町風情抜群の人形町でランチを食べてきました。
冬の寒い時期に食べたい「お雑炊」。
人形町の名店「よし梅 人形町本店」をレポートします。
「よし梅」とは、芳町(今の人形町)に住んでいた梅さんが昭和二年に創業した、老舗料理屋さんです。芸者新道に続く路地に、昔ながらの佇まいのお店を見ることができます。
現在のご主人は、長年にわたり人形町一丁目町会「芳人町会」の町会長として尽力され、現在も名誉町会長として地域に貢献されています。
とっても和服が似合う(人形町で一番!)、好々爺です。
場所
さて、「よし梅 人形町本店」は、人形町通りから入った大観音寺(おおがんのんじ)のある路地にあります。
http://www.yoshiume.jp/honten.html
妻チャンと人形町駅で待ち合わせて、暖簾を潜ります。案内された席は、創業時の面影を残した白木のカウンター席。目の前に板前さんがいて、調理している姿を見るのは楽しいものです。
頭上には、江戸町火消しの名前と地域が書かれた板が額装してあって、雰囲気を感じます。ちなみに、人形町は「は組」が担当し、現在の「有限会社は組堀内」は、鳶職として地域に根ざして活動されています。
カウンター席の他に座敷もあり、2階には個室があります。
ランチメニューの雑炊御膳
それでは、席に座ってメニューを見て、ランチメニューから雑炊を。
迷うことは無いと思っていましたが、いざ、海老・鴨・帆立の3種類の具材を見ると、迷いますね。
そんな時にお勧めなのがミックス!
2人前以上は、2種類のミックス(帆立・海老・鴨、又は牡蠣・海老・鴨)から選ぶことができます。贅沢な具材に反応して、お腹が鳴りますよ〜。
チョイスは妻ちゃんに任せて、ミックス(帆立・海老・鴨)2人前に決まり!
雑炊御膳 1人前1,500円=3,000円
まずは先付けから、大根の出汁煮。あさりがふんだんに入っていて、とても美味しい。
お次は、鯵の南蛮漬け。 骨や頭まで食べられる鯵は、しっかり染み込んだ味がたまりません!
そして、メインのお雑炊です。
ぐつぐつとと煮えたぎった状態で目の前に運ばれてきました。猫舌のワタシの舌が使い物にならなくなりそうです。南蛮漬けを食べて待ちました。
猫舌さえなければ、かき卵がたっぷりで美味しそう。上に乗っているのは韮。この韮が、雑炊にとても合うんですよ。
お皿に取り分けていただきます。
大きな鴨肉、帆立も海老もたくさん入っていました。
冷めてきたところで一口。
出汁がしっかり出ていて、深みのあるお雑炊。
いくらでも食べられそうです。
梅干しが付いていますので、この梅干しで味を変えながら食べると、最後まで美味しくいただけますよ。この梅干し、結構塩っぱいので、そのまま食べるとキツイです。ぜひ、雑炊に混ぜていただいてください。
お腹いっぱい!
量は、二人でお腹いっぱいになるほどありました。
食べ終わる頃には体の芯から暖かくなって、少し汗ばむくらい。
寒い冬にぴったりのランチですね。
他にも、お刺身の定食や、予約が必要ですが、名物の「ねぎま鍋」もあります。
老舗のお店ですが、気軽にランチを食べて、人形町を感じられます。
ランチ時間帯に並ぶことはほとんどありませんので、平日の人形町ランチの候補にぜひ!
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