清澄白河界隈のカフェ[BONNIE COFFEE]は、2019年5月1日現在閉店しています。
カフェBONNIE COFFEEは、清澄白河界隈でも西の端(住所は常盤)に位置し、隅田川を通る船の音が聞こえてきそうな、わたしのお気に入りの落ち着いたカフェでした。
BONNIE COFFEE
〒135-0006 東京都江東区常盤1丁目1−1
閉店(閉業)
2019年のG/W中、久しぶりにBONNIE COFFEEの美味しいアイスコーヒーが飲みたいと思い訪ねてみると、なんと閉店(閉業)していました。
そして、玄関の左上にはiki espressoの文字が。どうやら、居抜きで近くにあるカフェiki espressoの倉庫か焙煎所になったようです。
同僚に教えてもらったここBONNIE COFFEEには、自宅から自転車で、徒歩で、暇ができれば足を運んでいました。
両国から清澄白河にかけてゆっくり進むと、知らなかった歴史やお店に巡り合えて楽しいものでした。ここ、BONNIE COFFEEのあった場所のお隣には、かつて松尾芭蕉が居を構えていて、今は公園となっています。
隅田川から小名木川が分岐する場所で、遠くに見える清洲橋の景色と風がとても気持ちいい場所。
営業していた頃
オープンしていたころのBONNIE COFFEEです。ひっそりと営業していて、知る人ぞ知る、という言葉がぴったりのカフェ(兼焙煎所)でした。
ここは、メルボルンにあるBONNIE COFFEEの、日本進出1号店として開業しました。当初は来店客も少なく、休日でも貸切状態。少しずつお客が増えていき、隠れ家が隠れ家ではなくなって、嬉しいやら悲しいやら。
ここのアイスコーヒーが大好きになりましたが、来店客の増加とともに足が遠のいていました。近所に住む常連客のようには通えない。
松田龍平似の店長が勧めてくれた、アイスコーヒーに合うガヨマウンテン/インドネシア。これがすっごく旨かったのです。
説明書きには「103人の従業員が働く極小農園です。」とあり、103人という数字に妙にリアリティを感じて、味の味が良いだけでなく豆を収穫する労働者のイメージさえ浮かびました。コーヒーは、味だけでなくストーリーやストーリーから描くイメージも大事。そう思ったのがここBONNIE COFFEE。
美味しかったアイスコーヒー
そう、これ。
氷を溶かしながら飲む、極上のアイスコーヒーです。グラスに注ぐと、とろみがあるように錯覚してしまう不思議なコーヒー。注いだ後は、氷が溶けて少しづつに薄まっていくはずなのに、飲み始めから最後の一滴まで同じように旨かった。
飲み始めの頃は酸味を感じ、薄まってきたころには甘みを感じる。酸味も甘みも共に美味しかったのです。飲む時間と味の変化の具合がベストマッチ。
本当に美味しかった!
アイスコーヒーによくあるように、グラスの上の方までコーヒーを注がず、ツーフィンガー(指2本分)分だけ注いで、コーヒーのロックを飲むイメージ。グラスを口元に近づけて飲むたびにカランカランと鳴る音が、気持ちを落ち着かせてくれました。
本当に美味しかった!
店内の様子
エメラルドグリーンを基調とした内装は、清澄白河の他のどこのカフェにもないもの。眩しそうに見えて、落ち着く色調でした。
BONNIE COFFEEよ、安らぎをありがとう。またあの味が楽しめるのであれば、足を運びたい。当時の店長が、近くで開業していると嬉しいのですが。
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。