今回の記事は、錦糸町にある江戸切子で飲めるカフェです。
今はだいぶ減りましたが、墨田区や江東区はガラス産業が盛んな地域です。
江戸切子は、江戸時代後期の1839年ごろ、大伝馬町にビイドロ店を営む加賀谷久兵衛が、南蛮人によって持ち込まれたガラス製品に切子を施したのが始まりと言われています。
技術は今日まで伝えられ、墨田区内では今も伝統工芸品として江戸切子が制作されています。
なんと墨田区内(隣接区でもあるかも)のスターバックスでは、2万円以上するスタバオリジナル江戸切子グラスが桐箱に入って販売されているぐらいです。
ソラマチのスタバにまだありました。(2018.1.7)
しかも3万5千円(税抜き)、高い!
場所
錦糸町駅北口、蔵前橋通りを挟んで、商業施設オリナスの向かい側にあります。
オリナスを構成するオリナスタワーと隣接するブリリアマンションは、この界隈で最も高いビルですから、すぐに見つかると思います。
2010年12月に開業した、工場兼住宅をリノベーションしたカフェになります。ボーッと歩いていると素通りしてしまうぐらい、墨田の街に馴染んでいます。
店内
さりげないBGMが流れる店内は、テーブルが3つにカウンター席に4席と、席数は少なめ。しかし天井が高いので、圧迫感はありません。
狭いけど、驚くほど落ち着く空間です。
コーヒー
コーヒーは自家焙煎、店内に焙煎機が置かれています。豆は全収穫量の5%にも満たない最高品質の豆「スペシャリティコーヒー」だけを使用しています。
また、ココアはお店の独自ブレンドで練り上げる、というこだわり。
オリジナルのすみだブレンドも提供されています。パッケージは、お店の雰囲気と違って今時風。
なお、墨田区のカフェは、二年連続でハンドドリップ日本チャンプを輩出していて、お店同士が協議会を作るなど切磋琢磨されています。
マスターの廣田さんに許可を得て撮影。
無駄の無いスムーズな動作にこっそり感激しました。
切子グラスで飲むエチオピア
ナッツとカルダモニのタルトは、アンティークを感じるお皿で。
どんなタルトか分からず注文しましたが、ナッツが盛りだくさんで大満足。
豆の種類が豊富というわけではありませんが、ツボを押さえた品揃えで、誰もが満足できると思います。
素敵なお店で美味しいコーヒーとタルトを食べて、頭の中までリラックスできました。
年末を乗り切るぞ!
- すみだ珈琲
- 墨田区太平4-7-11