突然ですが、「豆花」というスイーツの名前を聞いたことがありますか？「豆花」と書いてトウファと読み、（読みは国地域によって異なる）中華圏のスイーツの名前です。台湾では、日常的に食べられていて、朝食としても食べられている国民的スイーツです。その「豆花」を扱った台湾伝統豆花専門店「東京豆花工房」が、2015年より神田藪蕎麦前で営業されています。
東京豆花工房の場所
店舗は神田藪蕎麦の目の前にあり、都営新宿線の小川町や、JR秋葉原駅の電気街口から歩いて行けます。
マップ：万世橋周辺
席数はわずかの店内
3人掛けの丸テーブルが二つと、ベンチシートが1つしか無いので、すぐに満席になります。でも、豆花はスルスルっと食べ終わってしまうものなので、先客が空気読まずに駄弁ってなければ、すぐに座ることができますよ。
もちろん、テイクアウトもOKです。
豆花のメニュー
フードは豆花のみ！
プレーンとトッピングの2種類があり、トッピングはいくつ乗せても同じ価格です。また、冬の時季には黒糖シロップと生姜シロップから選ぶことができます。また、夏の時季には、温・冷を選ぶことができました。
全部乗せがベストチョイス
なお、トッピングは一種類でも全部乗せても同じ価格です。なので、ここでは恥ずかしがらずに全部乗せがベストチョイス！たとえトッピングを一種類に絞っても、そのトッピングの量が増えるわけではありません。
時期によって多少異なると思いますが、この全部乗せには、白玉、落花生、タピオカ、白キクラゲ、ハトムギ、小豆が入ってます。白キクラゲは中華料理に使われるきくらげの仲間で、それ自体にはほとんど味が無いにもかかわらず、黒糖シロップが絡みつくと抜群に美味しい。
豆花は、一見すると杏仁豆腐のようですが、実は豆乳を凝固させたものです。大豆からできている食べ物です。豆花だけをすくって味わうと、豆腐・豆乳の味がします。
さらに2018年の4月には、氷豆花が登場しました。
黒糖シロップのシャーベットが乗っていて、暑い季節にぴったりの豆花。
だからとってもヘルシー
豆花は大豆（豆乳）からできています
大豆の30％はタンパク質で、その中には体に必須のアミノ酸が豊富に含まれています。大豆タンパク質には、血中コレステロールの低下作用、肥満の改善効果などの生理機能があるといわれています。
また、大豆には、炭水化物、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ビタミンE、ビタミンB1及び葉酸などのさまざまな栄養素が含まれます。だから、豆腐や豆乳、納豆が健康に良いといわれているんですね。
そしてシロップとトッピング
シロップは黒糖。
黒糖とは、サトウキビの絞り汁から作られていて、カリウム、鉄、カルシウム、亜鉛のほか、多くのミネラル成分が含まれています。それに対して家庭でよく見る白い砂糖（上白糖）は、精製して甘み成分のみを抽出した結晶です。ミネラルはまったく含まれず、甘みと血糖値を急上昇させる効果に特化したものです。どちらが体に優しいのかは、一目瞭然ですね。
トッピングも健康志向
白きくらげはミネラルが豊富で、血中や肝臓のコレステロールを低下させる効果が高いとされていて、動脈硬化や心臓発作に効果的であると言われている食材です。
ハトムギは、麦茶に入っているのを見たことがあるかもしれません。漢方にも使われる素材で、肌に塗れば美白効果、食べればビタミン、葉酸、カリウムやナトリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
だから、とっても体に優しいスイーツ！
豆花自体はあまりお腹にたまりませんので、最後まで美味しくいただけます。台湾では、トッピングを多めにして朝食やランチとして食べています。
ワタシはおかわりしたかったぐらいですが、ここでそんなお客さんは居なそうなのでやめておきました。
それぐらい、美味しい！
近くには、ラブライブの聖地となった、揚げまんじゅうで有名な甘味屋「竹むら」もあります。秋葉原や神田にお出掛けの際は、少し足を伸ばしてはいかがでしょう。
余談（iPhoneの予測変換）
「ところてん」の予測変換が「シンタロウクン」なのは、流石にやり過ぎだよね。
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