下町に住む野良猫は土日に歩く。

「休日を彩り豊かに」下町住まいのウイークエンドブロガー

蔵前神社の例大祭のお神輿に遭遇し、その後は浅草のローヤル珈琲店へ

 

その日は、天気の良い日曜日。
まさに散策日和でした。

蔵前を散策してから、カフェで本を読もうと思っていた矢先、威勢の良い法被姿の若者とすれ違ったのでした。

 

蔵前神社のお神輿

しばらくして、道路の遠くから聞こえてきたのはお囃子の音色。乗っていた自転車を音が聞こえてくる方に走らせて交差点まで進むと、見えたのはお神輿!

そう、毎年6月の第一土曜日・日曜日に蔵前神社で行われる例大祭でした。

 

蔵前神社例大祭

先日は三社祭があったばかりなのに、またしてもお神輿!かつて葛飾区に住んでいた際には、ほとんどお神輿を見ることがありませんでした。

さすが、祭りの文化が根付く下町台東区。

 

法被姿の御老体に、「歩道の上なら大丈夫」と促され、通り過ぎるお神輿を間近で見させていただきました。

 

お神輿

お神輿

エイサッ、ホイッサ、エイサッ、ホイッサ!

三社祭の町会神輿と比べても、だいぶ大きなお神輿です。激しく揺さぶるような荒い担ぎはありませんが、迫力があって圧倒されるお神輿でした。

その後、お神輿は氏子地域である蔵前小学校横を抜け、京華公園へ向かっていきました。

 

お神輿を見るマナー

ちなみに、お神輿を上から覗くように見てはいけません。神輿の上には神様が居て、上から見ては失礼にあたります。生まれも育ちも月島の屈強な先輩から、深川八幡祭りの際に教えてもらいました。

深川八幡祭りのその時にベランダから見下ろしていたのは、今は亡き俳優の安岡力也氏。先輩、めっちゃ怒ってました。。。

とはいえ、今は大昔と違ってマンションが当たり前なので、守るのは難しいのですが。 

 

蔵前のカフェは休業

飲みたかった蔵前のカフェは、なんと休業していました。蔵前界隈の個人経営のカフェは、店主がお祭りに参加するため休業だったのです!

しばらく蔵前界隈を自転車で回りましたが、入りたいカフェが見つからず。なので浅草に移動しました。

 

 

浅草ローヤル珈琲店へ

場所は、ホッピー通りの入り口近く。
古く味のある玄関と中に見える焙煎機が目印です。

 

浅草ローヤル珈琲店

"ローヤル珈琲店"の店内は、昭和の純喫茶そのもの。最近増えたスペシャリティコーヒーショップとは正反対の雰囲気ですが、一度は入ってみたかったのです。

 

アイスコーヒーの味

アイスコーヒー6月とはいっても、既に汗をかく気温です。

注文したアイスコーヒーは、そのまんま炭が入ってるのではないかと信じてしまうぐらい苦い。

わたしには、
香ばしいというレベルを超えていました。

 

名物のホットサンド

ホットサンド

ここに来たらこれを食べなきゃ!
名物のホットサンド(コンビーフ)です。他には、ベーコンや小豆のホットサンドもありました。

 

ホットサンド

パンの中から染み出てくるチーズがたまりません!熱をかけると油っぽくなりがちなコンビーフですが、パンが油をまんべんなく吸ってくれるから、さっぱりした仕上がりでした。

 

アイスコーヒーの飲み方

アイスコーヒー

炭のように苦いこのアイスコーヒーには、たっぷりとガムシロップミルクを入れたら美味しくなりました。「苦いコーヒーが大好き!」ということでなければ、ガムシロップとミルクをたっぷり入れて飲みましょう。

なお、古い玄関の雰囲気から、店主は"マスター"という呼び方が似合うお爺さんだと決めつけていました。でも実際には、若いスタッフばかりの元気なお店だったので意外感も味わえますよ。

 

最後に、蔵前について

隅田川

ここ蔵前には、かつて江戸幕府の天領(直轄地)から届いた米を保管した蔵(倉庫)が並んでいました。(船着き場とともに現存せず)

ここ蔵前を造成する際には、なんと鳥越神社の場所にあった鳥越山を崩して隅田川を埋め立てています。その名残は、江戸通りの東側にある高低差と、鳥越神社を頂点に360度周辺に向かう緩い坂道に見ることができます。

 

隅田川

厩橋から上流

かつて、厩橋の東詰めには、傳馬をつないでいた厩がありました。厩橋ができる前のこの場所には「厩の渡し」があって、よく転覆していたそうです。

 

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www.shitamachi55.tokyo

最後までお読みいただきありがとうございました。